「メキシコの大地震に応援のメッセージを送るイタリアのミュージシャンたち」
2017年9月20日にメキシコで起きたマグニチュード7.1の大地震、イタリアの情報では死者は最低248人と見積もられています。メキシコシティでは数か所で人々が中に閉じ込められたまま火事が発生したとの情報もあり、また崩落した小学校では生徒26人と教師4人(BBCでは5人)が犠牲になったという事です。
イタリアのミュージシャンたちは励ましのメッセージを送っています。一番乗りはラウラ・パウジーニの「あなた達と同じく私もプエブラとシティにいる大勢の友達たちと連絡を取ろうとしているの。お願いだから愛しいメキシコのためにみんな団結して、イタリアでも地震の被害と恐怖と共に暮らすことがよくあるわ。とても大事なことはまとまってお互いに助け合う事。祈るわ。メキシコ、心から愛してる。」(原文スペイン語)
またエロス・ラマゾッティやNekも「また悲しいニュースだ。自然は反乱を起こしているみたいだ。俺たちは自分たちがどんなに脆くて、ある種の限界を超えることができないって事を理解しなければいけない。この瞬間地上の地獄で生きる愛するメキシコ人のために祈る。」などツィートしました。
イタリアと南米、意外かもしれませんが深い関係があります。南米ではイタリアからの移民が多く、例えばイタリアの統一戦争時の英雄も祖先がイタリアから移住した人で母国の危機に駆け付けたのです。
また日本のような大地震に襲われることは少ないのですが、イタリアも地震がある国です。そのような事情からイタリア人にとっても今回の大地震は身につまされる事だったのでしょう。
地震の被害者の方たちに心からのご冥福をお祈りします。
文:唐木麻美